”潮の満ち干きは何故起きる?”

潮の満ち干きによって起きる海水面の変動を潮汐(ちょうせき)と言います。
潮汐は、月や太陽などの引力によって、海面が周期的に高くなったり、低くなったりする現象で、特に地球に一番近い「月」の引力が、大きく影響します。「月」は概ね1日に1回、地球の周りを回っていますので、平均して1日に2回満潮と干潮を繰り返します。
なぜ、2回、満潮と干潮があるのかは、地球を真上(北極)から見て、そこに時計の文字盤を置いたとします。12時の位置に月があるとすれば、12時が満潮、3時と9時が干潮、反対側の6時は満潮。3時に月があると、3時と9時が満潮、6時と12時が干潮、と言う具合に、満潮と干潮が2回となります。
ところで、月が反対側にある時も満潮というのは変ですが、満潮となる理由が、一つは「月の引力」ですが、もう一つは「月との遠心力」なのです。
月は地球の周りを回っている、と皆さんお思いでしょうが、別の視点で、地球が月の周りを回っているという「力」も働いていますので、月の反対側になる場所は、その遠心力で潮位が高くなり、満潮となるのです。

 

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